どうする?
5/7にモーニング娘。の春のツアーが終了しました。
すでに皆さんご存知の通り、このツアー終盤、5期メンバーの紺野あさ美と小川麻琴の卒業が発表されました。
卒業を絡めたツアー千秋楽のさいたまスーパーアリーナ(以下SSA)公演。
このコンサートに行かなかった皆さんは、紺野と小川のモーニング娘。単独としてのラスト公演がさぞ大盛況だったと思いますか?
答えは否。
正確には5/7の夜公演、つまりファイナルだけ満員でした。
5/7の昼公演は8割くらい、5/6の公演は7割くらいの客入りだったと聞いています。
もし紺野と小川の卒業発表がなかったらどうなっていたでしょうね。
たぶん5/6などはもっとひどかったでしょう。
しかもこのSSA公演には5/6、5/7両日とも℃-uteがオープニングアクトで出ていました。
つまり℃-ute目当ての人もいたわけです。
2人の卒業発表と℃-uteの客がいなかったら・・・
考えただけで戦慄が走ります。
モーニング娘。は集客能力が落ちてきています。
CDが売れないからTVなどのメディア路線をやめ(出してもらえないのでしょうけど)、最近は直接お金が入る興行中心の活動にシフトチェンジしていました。
でもその路線も苦しくなってきました。
卒業を絡めても5/6のような有様になってしまったわけですからね。
そもそも「コンサートに行こう」というのはどういう衝動なんでしょう。
「あの曲を生で聴きたい」「あの子を生で見てみたい」などが自然な理由でしょうね。
でも、今のモーニング娘。には人を惹き付ける魅力が不足してるんです。
だから1年に1回しか訪れないような地方公演でも客が入らない。
CDが売れてないから曲を聴きに来る客がいない。
顔が知られてないから彼女たちの顔を見に来る客もいない。
これとよく似た現象が相撲界でも起こっています。
横綱貴乃花が引退してからというもの、大相撲の客入りは年々ひどくなっていっています。
集客能力の高い「顔」がいなくなったわけですから当然です。
今相撲界を支えているのは、相撲好きのお年寄りが中心なんです。このお年寄りたちが次々と亡くなってしまえば、大相撲を観に来る客はもっと減ります。
相撲協会はバカだから、その対策を怠っています。若い客層を集める努力やスター力士を育てるということをね。
このままではいずれ近いうちに国技大相撲は破綻していくでしょう。
一般の客というのはミーハーなんです。
こないだ中野に松浦亜弥のコンサートを観にいきましたが、自分のとなりの女の子はあややを観ようと必死でした。
別にあややもCDが売れているわけではないですが、CMにはそこそこ出ているので顔は知られている。
だからこの女の子はあややを観に来たんです。
CDが売れてる(一般人の耳に曲が届いている)か、顔が売れていない限り、一見さんを集めるのはムリなんですよ。まあ、常連客(リピーター)も大切ですけど。
もちろん場所や会場の大きさにもよりますけど、少なくとももうモーニング娘。にはSSAを埋める要素(チカラ)はなくなったということです。
つまり今までのやり方には限界が見えてきたということになります。
ではどうするか?
それがわかれば苦労はしませんが(笑)、何か“新しいこと”を始めなければいけないと思うんです。
・・・いつもそんなことを考えていますが、なかなか良い方法論が出てきません(汗)
たまにはみんなでそういうことを考えてみてもいいんじゃないでしょうか。