彷徨

こないだ某亜弥ヲタ仲間とメールのやりとりをしていると・・・




あややも武道館とかでコンサートがやれたらいいのに」




みたいなことを彼は言っていた。
俺は先日、彼が最近元気がないのでモーニングカレーDVDを彼に進呈していた。


まぁ現存する亜弥ヲタは、所謂「まつぅ〜らあやでぇ〜す」の松浦亜弥で彼女にハマった人がほとんどだろう。
そう「桃色片想い」や「めちゃホリ」だ。


しかし今の松浦亜弥は違う。
そして変わった。
ここ最近のツアーも「大人色」を前面に押し出してきている。
そういう変化や成長は人間として当然のことだし、歌手としてやらなければならないことであろう。


だがしかし、ファンは必ずしもそれを望んではいないということだ。
じっさいCDの売上も著しく落ちてきている。
彼女が打ち出している方向性はクオリティが高い。
しかし、クオリティの高さと売れる売れないは別の話なのだ。


昔の「あやや」に惚れた人たちは、今の「松浦亜弥」では満足できない。
だから昔の「あやや的」楽しさを求めて、Berryz工房℃-uteなどに流れるのだ。
そのおかげで松浦亜弥はファン(ヲタ)が激減した。
それは彼女がヲタの求めるモノを提供しないからだ。


現存する亜弥ヲタは、彼女を歌手として神格化している人たちがほとんど。
ゆえに思考が重く、そして深い。
アイドル、そしてPOPミュージックというモノは、元来肩の力を抜いて楽しむモノなのに。


今、松浦亜弥もファンも、双方行き詰まっているように見える。
せっかく大人として進化した姿を見せようとしても、CDが売れない。ファンは着いてこない。
ファンもおそらくは昔の「あやや」のほうが好きだろうから、現在はなんとなくモヤモヤした状態だ。


そして先日の横浜アリーナでも松浦亜弥藤本美貴が言っていたように、おそらく近々GAMのツアーがあるだろう。
美貴ヲタもそうだろうが、亜弥ヲタはとくにソロ志向が強いから、GAMについてはいい顔をまずしない。
それもそのはず、GAMではシングルを連発しているのに、松浦亜弥としてのソロシングルは丸一年出していないからだ。
でもこれは仕方のないことだろう。
イマイチ受けのよくない方向性を模索するより、たまには何か違うことをやってみるのもいいはずだ。


話を元にもどそう。
あややも武道館とかでコンサートがやれたらいいのに」という発言。
これはやはり「売れて欲しい」と考えている証拠なのだ。
中には「そんなに売れないほうが身近な感じがしていい」という人もいる。
しかしそれは、所謂B級アイドルや地下アイドルが好きなマイナー志向の少数派の意見だ。


エンターテイメントの世界は華やかで、見る者に夢を与える世界。
松浦亜弥にはそんな素敵な世界で天下を取ってほしい。
松浦亜弥は芸能界でけっして埋もれるような存在ではないからだ。